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滋賀県

2005-11-17 晴れ12℃=4℃
滋賀県
京都市から滋賀県の県庁所在地、大津市が近いのは知っていたがまさか隣り街とは。早朝ドライブと言う気分もないままに大津市に着いた。それにしても昨日から随分と冷え込んだ。日中でもかなり寒い。寒さに耐えなくちゃ行けなくなるのは北日本に入ってからと思っていたが考えが甘過ぎた。
昨日、寺や神社と紅葉が合う事を知ったため、日吉大社へ向かった。この旅を始めるまで紅葉をマジマジと見た事は無かったがこんな綺麗なものを今まで見過ごしていたなんて凄く人生をムダにしている気になった。とってものどかな境内は小川が流れ、アーチを描く石橋がとても紅葉にピッタリ合う。本宮が東西に2つあり、東側から西側に行くと茶道に関するような祭りが行われるらしく和服姿の人達が沢山いた。これまた良く似合う。
伊賀ですっかりハマってしまった忍者の里をもう1度見るため甲賀市へ。甲賀流忍者屋敷に行くと伊賀のような観光地化された所とは違い穏やかな農村地帯の集落の中に建っていた。この建物は築300年。日本唯一の本物の忍者屋敷だ。ちょうど見に来ていたのは三重県から来ている中年夫婦と俺だけ。おばあさんが屋敷の説明をしてくれた。本物の落とし穴や逃げ道もあり簡単に開けられそうな戸がとても重かったり、もちろんドンデン返しもある。忍者屋敷は一見平屋の農家。実は三階建て。単なる押し入れにしか見えない所に取り外し可能なハシゴを掛け、屋根裏に上がる事が出来た。ハットリくんが正座して背を向けているような所だった。ここの他に忍者村と言う所がありテーマパークっぽくなっているらしい。楽しそうだが色々お金がかかりそうなので諦める事にした。
その後近江八幡市へ。ここは商人の町並み。駐車場の近くにある店であきんど定食を食べると赤こんにゃくが目についた。鉄分が多く含まれているらしく食べると普通のこんにゃくだが色のせいか食べ応えがある感じがした。ちょうど他の客と店の人が果物の話をしていて、その話題となっている果物を俺にくれた。初めて見る果物だった。名前は忘れてしまったが色々言い伝えのある果物らしい。古い町並みは色々見てきたがほとんどは観光地化するため無理に似たような建物を並べたり、ほんの一部だけだったり。ここは極自然に並んでいる。特に気に入ったのは八幡堀。ここは色んな時代劇のロケ地になっているらしい。ここを歩いているだけでも心が和む。
洋館風の白雲館が無料だったので入ると2階には写真展があった。俺も写真を撮るのは好きだがやはりプロの写真家は狙う所が違う。さすがだ。受付のオジサンと色々話をすると北海道の当別町に住んでいた事があるらしい。写真を見たあと出ようとすると、どら焼や饅頭などのお菓子をくれて「この先の旅も頑張って」と励ましてくれた。
なんだろう…北上中少し「見慣れた景色だ」と先を急ぎ、見るトコだけ見てと言った感じでいつの間にか出発当時のワクワク感が消えていた。良い写真も良い出会いも少なくなったが、数日前から気持ちを入れ替えただけで良い景色、良い人に出会える機会が増えた。そして日記も書きたい事が増える。
その後八幡山にロープウェイで登り琵琶湖、その奥に沈む夕日を眺め、日が暮れてから世界遺産の候補に上がっている彦根城に行った。さすがに遅い時間だったので入れなかったが玄宮園と言う所が夜間特別公開していたので行くと間接照明を駆使した日本庭園からライトアップされた彦根城や紅葉を見る事ができホントに凄かった!あまりの景観にやられたと言う感じ。お茶が飲める所があり、苦味のある本格的な抹茶と甘い和菓子を食べながら見た彦根城はとても存在感のある城に見えた。滋賀県は琵琶湖以外何も知らなかった。今じゃまだまだ見たい所が多くまぢで参ったと言う気分だ。

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